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現代アートのオススメ本について [書評]

コメントに「本の紹介を」という意見をいただきましたので、こちらでフォローします。

最近、アートの本が相次いで出版されました。
けっこう続けて読んだのですが、それぞれに面白かったです。

1、山田五郎 「知識ゼロからの西洋絵画入門」(幻冬舎)

知識ゼロからの西洋絵画入門

知識ゼロからの西洋絵画入門

  • 作者: 山田 五郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本


 つねづね私も心がけているつもりなのが「敷居は低く、間口は広く、志は高く!」ということなのですが、山田さんのこの本を読んで
改めて、その気持ちが伝わってきました。もともと美術史、アートヒストリアンとしてオーストリア留学も経験しておられる山田さんの
深い知識をひけらかすことなく、それぞれの作品の見方、それも面白くなる見方を解説しています。またアーティストへも眼を向け
どういう人であったか、ということを、書いておられ、その感覚が私のイメージともぴったりで、思わず「おおっ」という感じで電車の中で
ニヤニヤしてしまいました。ぜひとも読んでみてください。

2.小山登美夫 「その絵、いくら?」(講談社セオリーブックス)

その絵、いくら? 現代アートの相場がわかる (セオリーBOOKS)

その絵、いくら? 現代アートの相場がわかる (セオリーBOOKS)

  • 作者: 小山 登美夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/08/06
  • メディア: 単行本


 小山さんは最近、立て続けて出した印象ですが、この本は楽しめます。前のアスキー新書は、ある程度、現代アートのことをわかっていると面白い感じがあったのですが、こちらは現代アートに詳しくなくても楽しめます。対談としてギャラリー小柳の小柳敦子さん、オオタファインアートの大田秀則さんとの鼎談がありますが、90年代のことなど私も知っている事柄が出ていて、懐かしい!と思って読ませて
いただきました。小山さんだけでなく、ギャラリストの方は面白い話をたくさん持っているはずなので、今後、いろいろなギャラリーの方が
出版するともっといろいろなことがつまびらかになっていいなと私は思います。

3.暮沢剛巳 「現代アートナナメ読み」(東京書籍)

現代アートナナメ読み 今日から使える入門書

現代アートナナメ読み 今日から使える入門書

  • 作者: 暮沢 剛巳
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2008/06/24
  • メディア: 単行本


 著作権に詳しい弁護士の福井健策先生や辛酸なめ子さんらとの対談や評論家10人の紹介、美術館の紹介、用語解説など、盛りだくさんの1冊。ただ、暮沢さんがこれを書く必要があったのかな、と素朴な疑問は湧きました。暮沢さんにはもっと別の本を書いて欲しいと個人的に思っているからなんですが、、。小山さんの本とこの本を読むと、村上隆さんが著作権で訴訟を起こしているのがなんとなく理解できるかも、です。


で、上記、3冊は最新刊ですが、もっと古い本も読み返しています。

1.坂崎乙郎「視るとは何か」(美術公論社)
2.西村清和「現代アートの哲学」(産業図書)
3.岡倉天心「茶の本」(講談社)

1番はもしかしたら、古書扱いかもしれません。宮川淳さんも嫌いではないのですが、坂崎さんの方がなんというか、アートに対しての
愛情が伝わってくるのでより好きなんですよね。2番はとても参考になりました。3番は、来月、アーティストの鴻池朋子さんにお願いして
金沢で3日間だけの展覧会を古い茶室で行うので、そのこともあって再再再読しています。

DVDも溜まっているし、書かなければならないテキストも溜まっているのですが、今年の残りは読書しょ、っと思っています。

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