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今年の掛川現代アートプロジェクト「夜の美術館と現代アート茶会」リポートその1 [現代アート]

忙しさのせいにして、なかなかリポートが書けず、本当にごめんなさい!
>土屋さん&掛川の現代美術研究会の皆さん、そして当日、お世話になった
皆々さま

今年も2月最初の週末に、掛川市の掛川城の隣、二の丸茶室と二の丸美術館
において、5回目となる「夜の美術館と現代アート茶会/優游涵泳」が開催され
ました。少し振り返る意味で、今までの作品を列挙しますと、

Vol.1 掛け軸「初まり、始まり」/ミヤケマイさん 
Vol.2 棗「スピーチバルーン・イン・ザ・ヒノマル」/中村ケンゴさん
Vol.3 風炉先屏風「カタリスト#12」/名和晃平さん
Vol.4 茶杓「火または炎、風または流れ」/東泉一郎さん

思い返しても、うっとりする出来栄えの茶道具ばかり、本当に1つ1つのクオ
リティーが高いものが完成してきました。掛川の皆さまにとって、楽しめる
道具ばかりです。

今回は、尊敬する彫刻家で環境アーティストでもある土屋公雄さんに、多忙
な中、無理にお願いしました。というのは、土屋さんが武蔵野美術大学と愛知
県立芸術大学でも教えておられ、名古屋と東京をいったり来たりしているので、
その間にある掛川にも来てくださらないかなあ、と、まずは考えました。
また、今まで若手が続いてきたので、プロジェクト発展のためにも、安定感のある
ベテランの登場が欲しかった、のです。それは土屋公雄をおいてはいない!ので
ありました。

実は、毎回、次にお願いするアーティストは何も知らない状態で、日曜日の最後の
茶会に参加いただいており、ちょうど1年前、土屋さんが来てくださり、「いやあ、
山口さん、凄く素敵な会だった。面白かったし、発見があったよ」とおっしゃる
笑顔の土屋さんに「実は、来年、、、、」と言ったら、「えーっ!」と絶句なさった
のでありました。驚かせてごめんなさい!

土屋さんにお願いした道具は、水指、でした。
おそらく土屋さんならば、どんな素材でも美しい水指を作ってくださるに違いない、
とふんだ私は静かに、お願いしたのです。「石はどうでしょうか?」と、、、、。

それから土屋さんは大変なリサーチ、そして苦労をなさった、とのこと。
分かっていたけど無理な注文でした、が、そんなやりとりはどうでもいい、と思える
素晴らしい作品が完成しました。うっとり~~~~~!
6268.jpg

これです!なんと28キロの大きな石をくりぬいて、削って、水指にしています。
くりぬいた末、重さは9キロまで軽くなりました。なんて良い景色なんでしょう!!!
生まれながらにしての名品なので、黒い塗りの上に座っていただきました。
この技術は、石彫家の山田将晴先生のお力添えがあったからこそ、完成を見たの
でした。
山田先生、ありがとうございました!

さらに石の不思議というか、水を入れて置くと、なんと水がまろやかで美味しく
なる!という神様のおまけが付きました。

実は、今回、思いがけず日曜日の3回目のお席に、元掛川市長の榛村さんと静岡
芸術大学学長で日本文化の第一人者で茶道のことといえば熊倉先生である、
熊倉功夫先生が来てくださったのです。びっくり&大緊張。
そして、正客のお手本のようにスムーズに会が進み、その中で、熊倉先生に
「先生、石の水指というのは聞いたことがありますか?他にもあるでしょうか?」
と質問したところ、先生は「石の釜はありますけど、おそらくないでしょうね」と
答えてくださいました。
つまり、晴れて世界で一つのお墨付きを頂戴することになりました。
やったあ!土屋さんに改めて心から感謝します!
IMG_8038.JPG

写真は、掛川の現代美術研究会代表、山本和子さんの素敵なお点前、です。
おもてなしのしつらえ、点心の内容、気になるお酒は、次回に続きます。
乞うご期待!

毎年、素敵なリポートを書いてくださっておられる静岡大学の平野雅彦先生の
ブログはこちら。平野先生、本当にありがとうございます!多謝!
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:C3HUfa-cMOcJ:www.hirano-masahiko.com/tanbou/1708.html+%E5%B9%B3%E9%87%8E%E9%9B%85%E5%BD%A6%E3%80%80%E5%9C%9F%E5%B1%8B%E5%85%AC%E9%9B%84&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

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うさぎ

 山口さん、こんにちは!私は花を活ける仕事をしているので、この水差しをとても興味深く拝見しました。私自身は15センチほどの石をくりぬいた花器に生けたことはありますが、さすがにこの大きさを見るのも初めて…この独特の質感と重みに花を活けれたらすてきだなと思ってしまいました。
 実は山口さんのお名前を知ったのは、最近見つけた2009年の『嵐の大野くん』についてのブログです。(実は40代にして、初めてアイドルにはまった者です)あのブログで山口さんがおっしゃっていたように「彼らがいろいろな美術館に行くことで現代アートに興味をもってくれたら」みたいなことが書いてありましたが、今、彼が訪れた「直島」や「青森県立美術館」は大野ファンの聖地になっているみたいで、私もぜひ行ってみたいと思いました。(金沢は近いのでよく行きます!)
  独特な空気感を持った、すてきな現代アート茶会、またお伺いしたいと思います。(長文、失礼しました)
by うさぎ (2012-04-18 06:41) 

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